私は、九州出身の九州育ちです。
釣りにおいて九州は、難易度ベリーイージー
毎回釣れるわけでは無いのですが、まあ、行けば大体釣れる。
そんな私が東京に引っ越しました。
なんやかんやあって、東京都中央区の隅田川の近所に半年間住むことになります。
今は江東区の隅田川近くです。
その時期、隅田川水系のシーバスフィッシングに熱を出していました。
ある支流と隅田川の合流点で、毎晩20匹は簡単に釣れる時期があったのです。
今考えると、夢のような体験でした。
そんな夢のような時期を経験してしまったものですからね、そこからが大変でした。
東京湾の釣りを経験されてる方は分かりますよね。。
1匹釣るのに数日かかるのが普通なのです。
真冬の真夜中に一晩中釣り歩いて、アタリを感じることもなく、心が折れて終了。
これが、隅田川の現実です。
そんな隅田川ですが、私は今でも釣りに行きます。
理由は、(稀に)釣れるからです。
正確には、釣れるようになった。ですね。
過酷な環境が、私を成長させてくれました。
今回は、九州出身の釣りボンボンが、難攻不落の隅田川水系のシーバスに挑んだストーリーになります。
東京湾の現実
私は隅田川がメインフィールドになります。
理由は、家から近いから、それだけです。
そんな隅田川ですが、本当に過酷。
精神力を鍛えるにはもってこいの河川です。
つまり、全く釣れない河川だと言えます。
そんな隅田川で釣果を挙げるべく、奮闘していきます。
ポイント争奪戦
まず隅田川に立った釣り人は困惑すると思います。
そう、どこに投げて良いのか、全くわからない
ポイントがわからないのです。
だから、一目見て確認できるポイントである、橋の下の明暗と、支流との合流部には、釣り人が沢山居ます。
逆に、それ以外は皆無です。
他にも良く見ればポイントはたくさんあるのに!
このポイントから想定されるポイントは?と聞かれると
下の赤丸⭕️部分になると思います。
全然間違って無いし、実際に最良のポイントです。
でも、釣り人口が桁違いに多い東京都では、分かりやすく良いポイントには大概人が居ます。
もし、ポイントが空いていたとしても、散々叩かれた後です。
攻め続けられて、ボロボロになってるポイント、、、釣れる気が全くしない、、、
そんな時は、地形変化が起因の流れのの変化を目で見て探します。
黄色部分に反転流ができるタイミングがあります。
その反転流と流れの際にできる澱みが隠れポイントです。
橋の下にできる明暗に先客が居た場合、私は澱みを探して歩き回ります。
何も無いポイントに投げ続けるのは辛すぎる。
だから、自分流の最高ポイントの条件を設定して、勝手に楽しめば良いのです。
釣れそうと思い込んで、ルアーをキャストするモチベーションを保つ。
投げないと、釣れませんからね、、、
本流を見限って支流を攻める
最近は、隅田川の本流で釣りをしなくなっています。
理由は、支流の方が釣れる気がするのと、人が少ないからです。
支流は分かりやすいポイントがたくさんあります。
明暗の宝庫と言っても過言では無い。
あとはペターーーっとしている場所を探すのです。
下流からの流れと上流からの流れがぶつかった箇所がペターーーっとしてます。
そこには、プランクトンが流れ着き、小魚が溜まります。
時期によっては、小魚(いなっこ)が溜まり過ぎているので、境目を探してみてください。
分かりやすい明暗や合流よりも、このペターーーっとしてるポイントが意外とよく釣れるので、お試しください。
さいごに
隅田川の過酷な環境のおかげで、釣りに対する考え方がより深くなった気がしています。
あの手この手を尽くし、得意の気合と根性で、長い時間釣り続けても、釣れない時は全く釣れません。
ここまでくると、試行錯誤が楽しくなってくるものです。
簡単に結果が出ないからこそ、のめり込む。
固定観念をとっぱらい、パターンなんていう言葉や概念を捨てて、常識に囚われずに釣りをする必要があります。
簡単に言えば、好きに釣りをするということ。
楽しく釣りを続けるコツです。
誰かに100%影響を受けるも良し、誰からの影響も受けず唯我独尊を貫くも良し。
他人に迷惑をかけない程度の自分ルールを確立して、好き勝手に釣りをしとけば、勝手に結果が付いてきます。
定番のポイント以外のポイントで釣りをしてみたり、バチ抜けの時期にあえてルアーを沈めてみたり
いろいろと試してみれば、意外な発見があちこちに落ちているものです。
この考えは、釣り以外でも役に立ちます。