シーバスフィッシングが大好きな皆さんに知ってもらいたい。
東京湾で江戸時代よりも前から市民に親しませた釣りが、ハゼ釣りです。
しかも、東京湾はハゼの国内最大級の漁獲量を誇りました。
そんな感じで東京湾にはハゼが満ち満ちていた訳です。
そんな環境下で育ってきたシーバス達は何を捕食するでしょうか?
コノシロ、イワシ、バチ、アジなど、数あるベイトの中でハゼだけは年中川底を泳いでいます。
確かにコノシロを好んで捕食する時期、バチを好む時期もあります。
それ以外の時期は?
あなたがシーバスだったらどうします?
身近に泳いでいて食べやすい餌を食べませんか?
シーバスは案外ハゼを意識しています。
ハゼの外敵
ハゼの代表的な外敵はシーバスです。
これだけで、シーバスがハゼをよく捕食しているのがわかって貰えると思います。
そもそも、ハゼは東京湾にどれくらいの棲息しているのでしょうか?
東京都の統計では、1961年の漁獲量で560tをピークに下降傾向。
2000年以降の漁獲量は、ほぼ0tとなります。
理由は、1960年代の水質汚染により個体数が激減したことにより、ハゼが獲れなくなったようです。
さらに、2000年以降は、都の臨海都心計画により埋め立てが加速します。
浅瀬の砂地に巣穴を掘って繁殖するハゼ達は、さらに個体数を減らすことになりました。
2010年以降、水質改善、土壌改良が進み、激減した個体数も徐々に増加傾向にあり、今では個人で一日中数千匹なんて釣果も期待できるようになってまいす。
つまり、現在の東京湾はハゼで満ち満ちているということです。
年中使えるハゼパターン
みなさんはハゼがどのように生活するかご存知でしょうか?
ボトムにベッタリくっついて動かないイメージではないですか?
確かに、砂地に巣穴を掘って生活する習性から、ボトムにベッタリの個体をイメージするとおもいます。
ですが、巣穴を探して泳ぎ回る個体もいます。
ハゼだって泳ぎ回るのです。
ボトムを砂煙をあげて素早く泳ぐ。
ハゼの名前の由来 、語源には諸説ありますが、「よく跳ねる(はぜる)魚」の意に由来するというもの、水中を素早く移動する様から「馳せ」が転訛したとするものがあります。
クランクシーバスのすすめ
実は水中を素早く泳ぐハゼ
そんなハゼを捕食するシーバスに有効なのがクランクベイトです。
ボトムを小突いて砂煙をあげながら、ブリブリ動いて猛烈アピール。
さらに、ストップした時の絶妙な浮遊感から、食わせの間も演出できます。
意識するのは砂煙と食わせの間
ストップ&ゴーだけで充分釣果を期待できます。
騙されたと思って試してみてください。
ちなみに、私のお気に入りは、RAPALAのシャッドラップエリートです。
まとめ
クランクベイトでシーバスを狙う。
昨今ではあまり一般的では無い釣り方かもしれません。
だからこそ、効果は絶大。
シーバスは確実にハゼを意識しています。
波動や引き波を意識する前に、今日のシーバスは何を捕食しているのか?を考えるのも良いかもしれません。
多く釣ることを望めない昨今、確実な1匹のために、クランクベイトシーバスを試してみてください。