【釣りの基礎知識まとめ】釣り初心者にこそ知ってもらいたい5つのこと

釣りを始めたばかりのビギナーから経験豊富なベテランまで、みなさんに知ってもらいたい5つのことをまとめました。

いろいろと迷うことが多く、それが楽しいのが釣りではありますが、何においても迷って決める時には根拠が必要だと思います。

今回は、その根拠を明確にしてもらうための記事です。

  • 次回の釣りではどんなタックルが必要か?
  • 〇〇を釣りたいけど、どんなタックルを用意すれば良いのかわからない
  • つい、大量のルアーや小物を持ち歩いてしまう

そんな悩みにを解決するための根拠を示し、選択肢をシンプルにすることができるので、ぜひ最後まで読んでください。

ポイントの選び方

潮目を読んで澱みを見つける。

まずはポイント選びからです。

ポイントが決まらないとその日の釣りのイメージが掴み難く、何を持っていけば良いのか決められなくなってしまいます。

1日に数カ所のポイントを予定しているのであれば尚更です。

ポイント別で想定される魚種やリスクを下記に記載しています。

  • 河川
    • 想定される魚のサイズは河川流域によって様々
    • 上流域、中流域、下流域、河口域それぞれで想定される魚のサイズが変化
  • 防波堤
    • 想定される魚のサイズはアジなどの小型魚から1m前後の青物がヒットする可能性あり
    • 沈み線が点在するポイントも多いので、強引なファイトが必要な場合も
目に見えない障害物への意識を忘れずに
  • サーフ
    • 想定される魚のサイズは不明 青物との遭遇率が高い
    • 広大なサーフであれば、細糸でも対応可能だが、周りの釣り人に迷惑にならないよう注意が必要
  • 礒・ロックショア
    • 想定される魚のサイズは不明 巨大青物や、根魚など強い魚との遭遇率が高い
    • 障害物が多く強い魚が多いので、強いタックルの用意が必要
    • 足場も悪く、道も険しく、流れも強く、波も高い 自分の命を守る道具が揃ってから挑戦しましょう。

以上のことから、どの程度の強さを持ったラインやロッドが必要かイメージできると思います。

ポイントやターゲットによって必要な道具が変わるので注意してください。

サーフやロックショアにバスロッドで向かうといろいろと苦労するので注意してください。

最適なポイントの選び方は、こちらを参照ください。

潮に合わせたポイントの選び方の根拠を解説しています。

ラインの選び方

初心者の方にはナイロンラインがお勧めです。

糸グセがつき難く、しなやかなナイロンラインは様々な釣りに対応できます。

伸びるからフッキングが決まらないと言われますが、全くそんなことはないので安心してください。

ナイロンとフロロカーボンの違いを解説しています。

次にPEラインの選び方や号数の選び方を説明します。

  • 何本撚りが最適?

PEラインを選ぶ上で必ずこの問題にぶつかるので、それぞれ解説します。

4本撚りのメリットデメリット

よく見るこの図は間違いです。
実際の断面図はこれ。真円に近いのは?

メリットは安価で糸質が硬いことにあります。

安価なのは品質が劣悪なのではなく、編み方が単純だからです。

糸質は編み方に理由があります。

原子が太いせいか、ある程度負荷をかけた状態でキツく編み込むことができるため、糸質は硬くなるのです。

デメリットは引っ張り強度とうるさいことです。

8本撚りと比較すると、同じ号数でも少し引っ張り強度が下がります。

これにもちゃんとした理由がありますが、長くなってしまうのでこちらの記事を参照ください。

PEラインの基礎知識を解説しています。

8本撚りのメリット・デメリット

8本撚りのメリットは糸質が柔らかくて滑らかなので、飛距離が出ることです。

断面が真円に近く接触抵抗が少ないからではなく、糸質が柔らかくガイド抜けが良いから飛距離が伸びます。

デメリットは糸質が柔らかすぎてトラブルを起こしやすいことでしょう。

引っ張り強度が高く、糸質も滑らかで、糸鳴きもない。

普通に考えれば非常に良くできた良いPEラインです。

ちなみに、4本撚りは根ズレに強いと言われますが、全くそんなことはないので注意しましょう。

お気に入りのPEラインが決まったら、次は何号を使用するか決める必要があります。

何号が最適かは釣り場で想定される魚種によって選択する必要があります。

ライトゲームだからとと無闇に細いラインを使うと、不意の大物に対応できません。

反対に、ビックゲームだからと言って太すぎるラインを使うと飛距離が落ちてチャンスを掴み難くなります。

釣り場やタックルを考慮し、最適解を探してみてください。

PEラインの号数選択において、必要な根拠を解説しています。

ロッドの選び方

ロッドも魚種によって様々です。

私はバーサタイルロッドが好きで、特定の魚種に絞らず色々な魚を狙える竿を探します。

そんな中で最も頭を悩ませたのはレングス(長さ)です。

私の主戦場であるロックショアでは、ロングロッドこそ至高と思い込んでいました。

ですが、意外とショートロッド(8ft前後)であっても問題なく釣りが成立します。

飛距離も投げ方の工夫次第でロングロッドに負けません。

テイクバックをしっかり意識するのが重要
ロッドの反発力を活かしてキャスト

ロックショアでショートロッドを使用して釣りが成立するのであれば、どこで何を狙っても釣りが成立します。

特筆するのであれば、疲労感です。

ロングロッドで一日中釣りを続けるのはしんどい、、、

ですが、ショートロッドであれば軽いし取り回しも良好なので、疲れ難くなります。

皆さんもぜひ、ショートロッドを試してみてください。

ショートロッドでも飛距離は出ます。飛ばないのは投げ方に問題があるのです。

ルアーの選び方

ルアーローテーションの基本はナチュラル&アピールです。

ルアーローテーションの超基本です。

カラーのナチュラル&アピール

アクションのナチュラル&アピール

これら4項目の組み合わせです。

活性の良い魚はナチュラル系に好反応を示します。

活性が悪い時はアピール系に好反応です。

魚からの視認性が良いとされる赤外線の反射も重要になります。

そして、それらの条件を加味した上で、レンジを探らなければなりません。

レンジによって色の影響も異なります。

赤外線は水深が増すほどに弱くなるので、赤系のルアーは色が抜けやすく、黒くなりやすいのが特徴です。

根魚に赤い魚が多い理由はこれですね。

根拠を持たずルアーローテーションを繰り返すのではなく、自分なりの根拠を持ってルアーローテーションを繰り返せば、釣果にも繋がりやすくなります。

そもそも、根拠を持って行動した方が楽しいので、ぜひ下の記事も読んでみてください。

ルアーローテーションの本質を解説。どんな行動にも根拠が必要です。

フックの選び方

フックは魚との唯一の接点です。

釣りにおいて最重要項目になります。

良いロッドや良いリールを使っていても、針先が鈍っていたら魚はフッキングしません。

とにかく!フック(特に針先)はこまめにチェックして交換しましょう!

研ぐのも良いですが、すぐに錆びちゃうのでおすすめしません、、、

トリプル(トレブル)フックとシングルフックについても言及しておきます。

フッキングに関して、フックポイントが多いトリプルフックが有利だというのが定説ですね。

確かに、フックポイントに触れる機会が多いのはトリプルフックですが、フッキングしやすいのはシングルフックです。

フックポイントに触れてもフッキングしなければ魚は釣れません。

強度においても、シングルフックはトリプルフックを圧倒します。

小さいルアーこそシングルフックの利点が活きるので、ぜひお試しください。

シングルフックのメリットを解説しています。

まとめ

魚を釣り上げるために知ってもらいたいことを5つ紹介しました。

  • ポイント選び
  • ライン選び
  • ロッド選び
  • ルアー選び
  • フック選び

これらは魚を釣る為に非常に重要です。

しかし、重要なのに見落としがちな項目でもあります。

経験豊富な釣り人ほど、これら4項目に対して神経質になるのも事実です。

釣りに関する理論は人それぞれで正解も間違いもありませんが、本質は同じです。

本質を知り、基本を押さえておけば、応用ができます。

まずは基本を押さえて、本質を知りましょう。

釣りの世界が広がります。

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